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2011年9月

2011年9月30日 (金)

みんみん

みんみんや

一番鶏を

起こしたり

蝉というのは結構早くから鳴くものだと思った。まだ朝の4時台だったと思う。目が醒めてトイレに行ったら蝉の声が聞こえてきたのだ。

外は何となく明るかったけど、まだ鶏だって鳴かない時間だぞと思った。

2006年

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2011年9月28日 (水)

破れ蓮

破れ蓮や

パラボラアンテナ

多き街

都内の公園に行った。蓮がたくさん生えていたけれど、ふと周りを見渡すとビルがびっしり建っていて、パラボラアンテナもたくさんあって、蓮がパラボラアンテナのように見えた。

2005年

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2011年9月26日 (月)

鰯雲

竪穴式

住居から見る

鰯雲

屋外に竪穴式住居の実物大模型を展示しているところがあって、せっかくだから入ってみた。

そこから外を見上げると、秋晴のきれいな空が広がっていた。

2002年

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2011年9月24日 (土)

十三夜

誉めらるる

ほど淋しくなり

十三夜

私は何かあるとすぐに月を見る。

その日、会社で大したことでもないのに誉められて、かえって馬鹿にされているように感じた。この程度ですごいと思うということは、わたしにしてはよくできた、という評価か、と受け取った。

男社会はまだまだ女性を低く見ていると感じる。

2001年

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2011年9月23日 (金)

経文のごと

煙吐く秋

磐越線

会津にいったときの句。

私は小さい頃SLを見て育ったので、それほど珍しくもなかったが、せっかくココまできたのだし・・・と思って蒸気機関車に乗ってみた。

モクモク煙を吐いている様子は次から次と漢字を吐いている経文のようだった。

2000年

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2011年9月22日 (木)

涼新た

禅寺の

境内にきて

涼新た

何故だろう、お寺の境内に入るとひんやりする。

ちょうど今くらいの時期に、鎌倉に行った。日なたはまだまだ暑いのに、境内に入ったとたん、涼しかった。

1998年

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2011年9月21日 (水)

夜釣

細々と

仲間意識の

夜釣かな

この頃会社で仕事の担当が替わった。新しいグループは私を入れてたった3人だった。

そのうちの一人、入社2年目の子が旅行のお土産だといって3人おそろいのファイルを買ってきてくれた。

私は仲間として受け入れられたんだ、と嬉しくなった。

その時のことを句にしたらこうなった。

2007年

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2011年9月20日 (火)

薄紅葉

ぼんやりは

薄紅葉とも

心とも

鳴子峡のもみじを観に行った時の句。

この年は紅葉があまりキレイではなかった。時期が早かったのかもしれないがあまり鮮度がなかった。

でも私の心もなぜかすっきりしておらず、そんな心の目で見ているせいかもなどと思っていた。

2008年

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2011年9月19日 (月)

避暑

避暑の地や

携帯電話

鳴り止まぬ

軽井沢に行ったときの句。せっかく秘書に来たのだからのんびりすればいいのに、みんなしょっちゅうケータイが鳴っていた。

現代風景かな~。

2002年

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2011年9月18日 (日)

秋高し

いにしへの

色多き町

秋高し

京都の句。お寺だったり、古い町並みだったり、何ともいえないいぶし銀色をしている。

それをどんな色で表現しようと思って作ってみた。

2001年

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2011年9月17日 (土)

魂祭

アガパンサス

点々と咲き

魂祭

アガパンサスという花がある。まるで魂の化身ともいうような形のふわふわの真ん丸い花。

2007年

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2011年9月16日 (金)

台風

台風一過

ジリジリ石を

彫ってをり

自分の落款が欲しいと思って、体験教室に行ったときの句。

ちょうど台風が去って、外はピーカンだった。そんな時に地味にコツコツ硬い石を彫っていたのだ。

この句を見た人は「何してたんだ」と不気味に思ったらしい。

全くの余談だが、昔 「たいふういっか」を台風ファミリーだと思っていた。1号から始まって10何号まであるからファミリーなのか、1個の中にお父さんとかお母さんがいるのか、どっちなんだと考えていた。

2008年

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2011年9月15日 (木)

蝉しぐれ

蝉しぐれ

女客引

強引に

いつどこでこんな光景を見たのか、まったく忘れてしまったが、客の立場から見て「うるさい!」という感じだったのだろう。

しかも、そこらじゅうで客引きをしていたのかもしれない。

2000年

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2011年9月14日 (水)

竜胆

濃竜胆

凛と生きたる

人の化身

竜胆は1輪だけで草むらに咲いていることが多い。

自分の意思を持って、周りに流されないで生きている芯の強い女性のようなイメージがある。

2009年

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2011年9月13日 (火)

蛍のごと

ここにをるよと

伝へたし

私の中にはいろいろなキャラクターが内在しているが、おとなしい子もいる。

いつも目立たなくしていて、でも誰かに存在価値を気づいてもらいたい。蛍のように光れば気づいてもらえるのに。

1998年

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2011年9月12日 (月)

盛夏

新しき

職に取り組む

盛夏かな

それまでいた部署を出たい出たいと言っていて、3年かかってやっと異動することができた。

異動が決まったのはまだ梅雨も明けない時期だったけれど、気分は夏の盛りであった。

2010年

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2011年9月11日 (日)

神鳴

神鳴や

誕生祝と

稚児の言ふ

友達の家でパーティをやっていた。友達の家族・友達の友達などたくさん集まり、まだ3歳くらいの子供もいた。一応その子の誕生日パーティという名目だった。

そんな時、雷が鳴った。

みんな、キャーと言って怖がるところ、その3歳の子は「お誕生日おめでとうって言ってくれてるんだよ」と言った。

子供の感性ってすごいなと思った。

1997年

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2011年9月10日 (土)

甘茶寺

石灯籠

倒れしままに

甘茶寺

震災からまだ1ヶ月もたっていない頃、お寺でお茶会があって行ったのだが、まだ燈籠が倒れたままになっていた。

甘茶をいただいて、「あ、こんなに甘いんだ」という感動とは反対に、その虚しい姿が気になった。

2011年

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2011年9月 9日 (金)

臥待月

女にも

武勇伝あり

臥待月

武勇伝を持つような女は、どっしり構えて寝て(臥せて)待つのだ。

2009年

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2011年9月 8日 (木)

秋の風

ネクタイに

秋の風吹く

男かな

まだ残暑の厳しい頃だったが、取引先の男性が涼しげな柄のネクタイをしていた。

あとから聞いたら、奥さんの手作りだったそうだ。・・・あぁ、暑い暑い。

2007年

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2011年9月 7日 (水)

しゃぼん玉

しゃぼん玉

届かぬ恋の

化身とも

ほんのちょっと前まで、私はこんな女子高生みたいな句を作っていたんだ。

今となっては作れない句かも。

2005年

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2011年9月 6日 (火)

薄紅葉

行き先の

ない石段や

薄紅葉

何処かの神社の敷地内だったと思う。石段があったが、その先は行き止まりになっていた。

ちょっとした期待が実を結ばなかったような気持ちが薄紅葉くらいかな。

2002年

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2011年9月 5日 (月)

夕焼

夕焼射す

アラビア文字の

ティファニーに

UAEに出張した時の句。日本では見慣れたブランド店のロゴも、アラビア圏ではすべてアラビア語で書かれてある。

新聞の広告もアラビア語でロゴが書かれていた。

普段見ない光景だった。

2000年

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2011年9月 4日 (日)

はまなす

はまなすや

オホーツクに

触れてみる

北海道に旅行に行った時の句。海とか湖に行くと、思わず水に触れてみたくなるのは何故なんだろう。

1998年

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2011年9月 3日 (土)

花冷

花冷や

折り紙の線

消し去れず

やってしまったことは消せない、という後悔にも似た思いの句。

そんな時は潔く事実を認めるしかない。

2010年

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2011年9月 2日 (金)

着ぶくれ

着ぶくれて

どうでもいいさ

悩みなど

真冬になって着ぶくれて身動きが取りづらくなると、細かいことを気にしているのが馬鹿らしく思うときがある。

もうちょっと大雑把でふわふわ生きてたっていいんじゃない?と自分に言いたくなる。

2009年

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2011年9月 1日 (木)

雪女郎

雪女郎

その見溶かして

守るもの

銀貨鉄道999に、雪女が出てくる回がある。雪女が温かいラーメンが食べたいという。でも、自分が触れたものはとたんに凍ってしまうので食べられないのだ。でも、ラーメン屋の親父さんが何度も何度も「食べさせてあげたい」という一心で作り、とうとう雪女はラーメンを食べることができたというお話。

私はこれをヒントにショートショートのストーリーを考えていた。

雪女だってきっと誰かのために命を掛けることあるだろうなと。

2008年

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